え ちえ ち。 それは「感情失禁」なのか?

それは「感情失禁」なのか?

✋ 精神医学用語というのはそれぞれ定義があって、その上で精神科のエキスパートならそれが当てはまる典型例を知っているはずです。

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「感情失禁」という言葉を使ってしまうと、その人の感情表現を額面通りに受け止めなくなるという問題があります。

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😊 人間は世界における多様なものにかかわりながらも、一なる自己である限り、この一なる自己を根拠づけ、意味づける一なる知(=知恵)にかかわらざるをえない。 たいせつなことは何ひとつ知らないので、そのとおり知らないと思うことが人間にとって唯一可能な知恵であるとする、ソクラテスの愛知philosophiaの営みがこれである。

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ただし、「強制泣き、強制笑い」と同じ情動調節障害(pseudobulbar affect)が、感情失禁と同じ意味とされることもあります。

知恵とは

😃それはいっさいのや、現象の背後にある理法を知る心作用で、存在全体の真実相を一瞬のうちに把握する直観知をいう。 表情運動の一種の解放現象とみられるが、病巣は脳幹、視床・視床下部から前頭葉、側頭葉などにあり仮性(偽性)球麻痺を伴うことが多い。 脳血管障害、筋萎縮性側索硬化症、頭部外傷、マンガン中毒などに生じる。

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仮にその人が認知症であっても、泣いたことを感情失禁と見なされると、人は泣いた理由を探さなくなるのです。

知恵とは

✊ 古代ギリシアでは、知恵 ソピア の語は広く事を処する技術的知を意味した(笛吹きの知、大工の知)。 こういう例は他にも見つけられそうです。

学校や行政の関係者、いや、最近は社会全体に、この言葉を拡大解釈する傾向はないでしょか。 そうであれば余計に使わないに越したことはありません。

知恵とは

🐝 特に悲しくなる状況ではないのにウルウルする認知症の高齢者が感情失禁のモデルでしょう。 キリスト教においては、知恵とは知識を超えた最高の知恵、上とされる。

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看護や介護の現場で、怒りっぽい人などを指して「感情失禁」と言っているのを耳にすることがあります。

知恵とは

🌏 クラスや職場に馴染みにくい人に「発達障害」というラベルを貼りたくなり、そのお墨付きをもらうために精神科受診を勧める、ということが起こっているのではないでしょうか。

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それに従って一見似通っていても、これは「感情失禁」、これはそうじゃない、と区別して使えなければなりません。 「怒りっぽい」「涙もろい」と書けばよい、その方が余分な解釈・診断を加えないだけよい、ということです。

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😝 「怒りっぽい」でよい 私が研修医のとき、こういう用語は使わずにふつうの言葉で記述するように習った記憶があります。

仕組みとしては飲酒したときの泣き上戸と似ています。 「感情失禁」とは言えなくても、年を重ねるにつれて涙もろくなっているのは事実のようです。