国が自粛を訴えている中で、何か目立つことをしたら余計に叩かれる材料になりますから」(指定暴力団幹部) 今、マスクなどが不足しており、大手ドラッグストアなどでも購入できないという人も多いが、暴力団は物資不足で困っている人々を助けるようなことをできないのだろうか。 過去多くの災害などで炊き出しなどのボランティアなどを行い、任侠精神を売りにしていた暴力団もお手上げだ。
閑散とする夜の銀座。
「分裂問題をめぐる大きな事件はいつも忘れた頃にやってきました。
🤲 その妨げになっている要因のひとつが、現在のコロナ禍といえるのではないか」(捜査関係者) 確かにこの捜査関係者の指摘は一理あると言えるだろう。 だが、関西を中心に新型コロナウイルスの感染者が爆発的に増加。 明日は我が身だという危機感は募っているよ。
勢力拡大のための抗争もままならない。 同じく社会不在を余儀なくされている五代目山健組のトップである中田浩司組長も健竜会の五代目を務めていました。
画像は「Getty Images」より引用 新型コロナウィルスの脅威は収まるどころか、ますます広がりを見せ猛威をふるっており、先が見えないのが現状だ。
「県が定める禁止区域内の飲食店から、用心棒代を受け取ったとされました。
🤩 全国各地に直系組織を置く六代目山口組では、関東だけでなく西日本の傘下組織からも感染者が出たという。 このため今年に入って、本拠地の兵庫などで意思疎通を図って組織をまとめる場を持てない状況が続いていたが、3月以降はコロナの影響で、警戒区域にかかわらず大半の会合が中止されることとなった。
経済活動の縮小でシノギは激減。 マスク着用、手の消毒、あとは病院にあるような殺菌装置を置いた」(関東の組織関係者) 業界内でも〝リモートワーク〟が導入されているようだが、立場によっては〝出勤〟せざるを得ない状況に直面するという。
6代目山口組や神戸山口組は分裂抗争の結果、今年1月に「特定抗争指定暴力団」に指定され、兵庫や大阪など6府県の10市の「警戒区域」内で組員が5人以上で集合することが禁じられている。
「警察署が一番信用できない。
🤜 感染者が日本国中で増加している中、ヤクザ社会もご多分に漏れず、SNSでは「〇〇組の〇〇組員がコロナに感染した」などという情報が毎日のように飛び交っている。 入口では体温チェックもあり、入念に手をアルコール消毒している。
14特に今回の第4波は関西圏で猛威を奮っているがゆえ、関西のヤクザにとってはここに来て、コロナがより一層身近な問題になったというわけだ。 統率を図る意味でも全体集合は必要だったとみられる。
ただ、抗争中であるがゆえに、他団体とは違う意識を持つ関係者もいる。
ここに山健組の苦悩が生じることになったのではないかと言われている。
☭ 末端組員がもしコロナに罹患すれば、上部団体に報告せねばならないだろう。 ただ、昨今の情勢を考えても、神戸山口組側が突然なにかを仕掛けることは考えにくいでしょう。
10井上組長が神戸山口組組長を兼務するようになると、その後、山健組の五代目を同組で若頭を務めていた五代目健竜会・中田会長に譲り、同時に六代目健竜会会長には、五代目山健組の西川良男若頭が就任したのだった。 『FRIDAY』2020年6月19日号より• 「昨年10月に髙山若頭が出所してから、六代目山口組は神戸山口組に対して攻勢を強めています。
「外出は避けたいが、どうしても外せない会食は、必ず個室にするくらいしか対策できないな。
「組員はもちろん、親分も外出先から戻ったら、事務所に入る前にうがい薬を使う。
🤔 感染拡大を食い止めるために、組織内の感染状況を事前に知っておこうということだろう」(前出・6代目山口組系幹部) 「志村けんが暴力団の意識を変えた」 いまや新型コロナウイルスに対して、暴力団員の意識も変化してきている。 しかし六代目山口組をはじめ、事始式を中止した組織もあった。 (文=山口組問題特別取材班). 人望もあり、今後を期待されていた親分だっただけに、業界内でも西川会長の訃報に大きな波紋を呼んでいる」(某組織幹部) 五代目山健組若頭が他界したことで、今後の山健組の動向に業界内では注目が集まっている。
さらに志村けんさんが亡くなったことで潮目が変わりました。
「松山総長は、弘道会の若頭補佐から統括委員長に昇格したばかりだった。
後遺症が残ったり死亡したらどう責任を取るか……指など詰めてもどうにもならない。